ビールの泡と苦味:ホッとビールどっとこむ

ビールの泡と苦味

人間の舌は、場所によって感じる味覚に違いがあります。

甘さは、舌の先端の方、
塩辛さは、舌の両サイド前半部分、
すっぱさは、舌の両サイド後半部分、
苦味は、舌の奥の方で感じます。

こんな感じです。

舌の苦味を感じる部分

これを見ると、ビールが、その飲む瞬間に、
「美味い」と感じるのもうなずけます。

さて、ビールの泡にはイソフムロンという苦味物質を多く含んでいますので、
泡が好きな人は、あの滑らかな感触も勿論ですが、
苦味が好きということでもあるんですね。

ところが、あまり冷たいと味覚というのは麻痺してしまいます。

また、冷たいビールで泡を作ろうとする場合は
最初はグラスの底に勢いよくたたきつけ、
その後はグラスの側面に沿って静かに注ぎます。

あるいは陶器のグラスを用いたりもします。

少なくとも、冷たいビールで泡を楽しむためには、
グラスやジョッキが必須ということです。

このように、ビールの美味しい泡を作るために、
みなさんひと手間加えることを厭いません。

ところが、温かいビール、
いとも簡単にたくさんの泡を放出してくれます。

グラスに注ぐ必要さえありません。

缶から直接飲むだけで、苦味のある美味しい泡を楽しむことが出来ます。

それどころか、より新鮮な泡を味わうことが出来るのです。

といいますのも、そそぐという行為は、
それだけで、ビールの新鮮さを損なうことになるからです。

ビールの最大の敵は炭酸が抜けることと酸化です。

ビールは注ぎ方で味が変わるのはなぜか?

お考えになったことはありますでしょうか?

上手な人がそそぐと、ビールの上面を泡できっちり蓋をします。

液体部分が直接空気に触れないことで、
炭酸が抜けたり、酸化したりしづらくなります。

このため多少時間がたっても美味しさをキープできるのです。

ところが、グラスに注ぐという行為自体が、
もう既に空気に触れる面積を多くしてしまっています。

また、グラスの汚れというリスクも常に付きまといます。

お分かりでしょうか?

ビールというものは、
できるだけ、他を経由させず、
すみやかに口に入れることが、
大切なのです。

他を経由することが、
どれほどビールの新鮮さを損なっていることか!

「缶から飲むのが一番」
という缶ビール派のスタイルは、
このような理由からきているのです。

ところが、残念ながら、グラスに注ぐという行為をやめてしまうと、
あの泡を味わうことが難しくなります。

なぜか?

ビールが冷えているからです。

お分かりでしょうか?

   ぬるいビールを缶から直接飲む

これを超えるビールの美味しい飲み方は、
未だに発見されていません。

新鮮な、けがれのない、
出荷された直後の状態に一番近いビールを、
直接、そしてすみやかに、口の中に入れる、
これが最強です。

そして、

泡を楽しむためには、
温かいビールが最強です。

さらには、
苦味を楽しむためにも、
温かいビールが最強なのです。


この記事へのコメント
ボクもながらくその下の味覚地図の話を信じてきましたが、なんかそれ迷信みたいですよ
Posted by BOXから来ました at 2011年07月22日 22:11
コメントありがとうございます。

試してみるのが一番ですよね。

Posted by 管理人 at 2011年07月23日 13:15
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